ストーリーを大切にしよう。

コミュニケーション

こんにちは、Simpleをこよなく愛する
“M”です。

自分の会社の名前についてお話ししたいと思います。

長く勤めすぎた（楽しい仕事だったので甘えてしまいました。）、約19年お世話になった映画会社を退職しました。

しばらく雇用保険で生活も出来ましたが、起業した新会社で運よく仕事の依頼を頂き、休む事も無く走り始めることになりました。

さて会社の名前についてですが、学生時代から人に何かを紹介してその反応を見るのが趣味？？だった私は大学卒業後、

東京の広告会社に入社し某コンピューターメーカーの製品をプロモートするアシスタントをしていました。

当時は展示会などを担当するチームに所属していました。

展示会ブースの図面確認や什器ののチェック、展示会に製品展示をする際に製品開発を担う中央研究所に出向き、

ヒアリングをさせて頂いていたりしました。

研究所の開発担当者の思い入れはそれは強く、専門用語のオンパレードで脳みそがカチカチになっていました。

その製品の開発を始めた理由や将来どのようなことに役にたつ製品なのかが理解できると、

次はその製品を知らない一般の人たちにわかるようにコピーライターが文字にしていきます。

製品の開発ストーリーです。

そしてハリウッドの映画会社に転職後は作品の宣伝・マーケティングを担当しました。

作品の製作背景や監督の思い、美術やカメラマン、SFXクリエーター、スタントなど作品に関わる多くの人たちのインタビューを

映像資料や文字資料で確認し、作品の宣伝に少しでも役に立てるために勉強しました。

ここにも作品が出来上がるまでのストーリーがありました。

広告会社や映画会社で製品や作品の成り立ち・ストーリーを大切にしないとより良いコミュニケーション活動ができない事を学びました。

私の会社の社名はHISTORYという名前です。

お客様に高品質な物語[Hi]+[Story]を提供し続け、いつの日かそれが私にと

ってもお客様にとっても歴史[History]になるという意味です。

高品質な物語とは？

お客様の行うすべての活動はお客様の物語の一部です。

些細なことでも一部です。

私がその活動の一部に関われたならば、お客様の歴史の一部である物語を怪我してはいけない、

その時できるベストなお手伝いをさせていただき、後々振り返って貰えるような仕事、それが＜高品質な物語＞です。

従業員数約20名の町工場から始まったSONY*は業界に関係のある単語や創業者の名前をつけるわけでなく、自分たちの思いや

スタイルをネーミングとロゴに込めました。

SONYのバリューチェーンにはこの思いが独自の価値として浸透していると思います。

＊SONYの語源：音を意味する『SONIC』の語源となったラテン語の『SONUS (ソヌス）』と「小さい」「坊や」を意味する『SONNY』が由来。 

皆さんの会社・商品・サービスの名前はいかがですか？

プロフィール
三嶋　宏
ブランディングプロデューサー　HISTORYINC.代表
大学卒業後、広告会社入社。東京本社で営業を経たのち、（株）ソニーの米国ハリウッドメジャー・コロンビア映画買収に伴い、日本支社立ち上げスタッフとして（株）ソニー・ピクチャーズエンタテイメントジャパン(SPEJ)へ転職。ホームエンタテイメント部門にて営業を経たのち、マーケティング部へ異動。企画・制作・宣伝担当した作品は約10年間で100作品以上。当時の映画会社には無い格闘技というジャンルで当時ムーブメントになっていたK-1の映像パッケージ化を会社に提案し、商品化を実現。その後、映画部門に異動。全国の地方企業とのタイアップを数多く手がける。2006年、九州支社長として数多くの映画配給業務をマネジメント。2010年に独立起業。専門性の高い各分野のパートナーと共に映画・スポーツのPRを担当。2015年、日本ではじめてドイツの世界的野外スクリーンメーカー The AIRSCREEN Companyとパートナー契約を結び、日本国内でのマーケティング活動を開始。同年、REDBULL白龍走のPRサポート、2016年、ルイ・ヴィトン・アメリカズカップ・ワールドシリーズ福岡大会にてREDBULLPRサポート。2017年、REDBULLエアレース千葉のPRをサポート。2019年、福岡県大牟田市を舞台にした地方創生映画「いのちスケッチ」の全国宣伝プロデュースを始め、岐阜や大阪を舞台にした地方創生映画の製作宣伝などを担当。大阪では府庁舎にて吉村知事を迎え、製作記者発表を実施。中小企業経営者や飲食事業者などのブランドコンサルティングも行う。サービスの特徴は、宣伝戦略立案（作品ブランド化）と徹底したヒアリングを通じて、差別化をするのではなく独自性を発見する事。柔軟な思考力と第三者としての視点でアイディアや改善点の提案を行う。好きな映画は『ザ・エージェント』(Jerry Maguire)

 

ブランディング思考になるための『３つのステップ』
ご興味のある方はメールアドレスにダウンロード用URLをお送りいたします。